悲しくなるコピペ

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  2. 2009/06/23 高校生の頃家に小さい野良が住み着いてにゃーにゃーうっさいから頭きて
  3. 2009/06/08 目の前で交通事故が起きて、生まれて初めて本気で人を殴った。
  4. 2009/06/02 とある王国に生まれつき目が見えない姫がいました。
  5. 2009/05/23 なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。
  6. 2009/05/22 ベトナム戦争から家に帰る前夜、青年兵士は自宅に電話した。
  7. 2009/05/16 孝行のしたい時分に親はなし
  8. 2009/05/13  中学校の時、いじめられてた僕に唯一話し掛けてくれた女の子。
  9. 2009/05/10 ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
  10. 2009/05/03 彼女が痴呆になりました
  11. 2009/04/28 「クレバスに消えた女性隊員」
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高校生の頃家に小さい野良が住み着いてにゃーにゃーうっさいから頭きて

97 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:2009/04/30(木) 08:26:13 ID:mpvTFyr0

22 :名無しさん? :04/10/20 14:37:07 ID:???

高校生の頃家に小さい野良が住み着いて
庭にうんこしたりにゃーにゃーうっさいから頭きて
鰹節いっぱい買ってきてでかいゴミ袋に入れて
猫ぶちこんでわさわさ振ってやってら
酔ってふらふらになりながらも身体にまとわりついた鰹節を
至福の表情で舐めているのが
あんまりムカついたもんだから完全にキレたおれは
そいつを風呂場に連れ込んで
リンスのいらないメリットで全身をわしわし洗ったあ
としっかり乾かしてやった挙句に
猫大好きフリスキー買ってきて
イチゴか何かの空きパックに入れて食わせてやり
その晩一緒に寝たらもう情が移っちゃって移っちゃって
「たま」なんてありがちな名前つけて
雨の日も風の日も雪の日も春も夏も秋も冬も
いつだって一緒に遊んでいたのに
去年暮れくらいに腎臓悪くしてエサ食えずにどんどん痩せていって
それでも高い点滴とか打ってやったり
優秀な獣医探して診てもらったのに
相変わらず苦しそうににゃーにゃーいってて
幸せそうな顔でおれの腕にしっかり抱かれたまま
ちょうど半年前に死んじゃったから
野良の時にお気に入りだった庭のユスラウメの根元に穴掘って
鰹節とかおもちゃとか毛布とか
食器とかクリスマスと正月にしか食わせてあげなかった
モンプチの高いやつとか入れてやって
最後に毛布に包んだたまを入れて埋めてやろうと思ったんだけど
もう色んな思い出が次々に
思い出されちゃって
二十五歳無職でどうしようもないろくでなしのおれは
本当久しぶりに号泣しちゃって
外を通る女子中学生とか主婦とかがじろじろ見てきたけど
涙と嗚咽止まんなくて
それでも何とか埋葬終えて線香立ててやったんだけど
なんかもう部屋戻ったら
いつもの座椅子の上で丸くなって
おれに気付くと嫌そうににゃーとか言ってくるんじゃないかって
全然死んだ実感が湧かなくて
夜寝る時にたまのいない冷たい布団に入った途端にまた泣いて。
だから猫なんて嫌いなんだおれは。
やっと就職も決まったしよ、彼女も出来た。
だからもう猫なんていなくても生きていけるんだ。
もう一生猫なんて飼わないからな。
お前を最後にするからな。バカやろう。バカやろう。



98 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 12:55:27 ID:jT/Yx8Jv
全俺が泣いた。カナシス



99 名前:癒されたい名無しさん[sage] 投稿日:2009/04/30(木) 16:00:10 ID:rlzi0Xby
>>97
(´;ω;`)タマチャン…

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目の前で交通事故が起きて、生まれて初めて本気で人を殴った。

115 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/04/23(木) 23:05:24 ID:v0GgAf0o0
目の前で交通事故が起きたこと。
生まれて初めて本気で人を殴ったこと。

幼児が道路に飛び出して車に引かれそうになってたところを目撃した。
すかさず自分の後ろに居た女の人がその幼児を庇って
道路に飛び出して車に引かれた。
庇った女の人は意識はあるものの頭が血だらけで
車の運転手と自分とで応急処置しながら病院に電話して
救急車が来るのを必死で待ってた。

道路に飛び出した幼児は無事だったんだけど
女の人が庇ったときに引きずってしまってたから腕に擦り傷ができていた。
女の人の手を握りしめながら
『もうすぐ救急車来るからね‥!』と励ましていた背後で
その幼児の母親が颯爽と登場。

運転手が的確に事情を話した末、母親が一言。
『この子ケガしてんだけど一緒に救急車に乗っけてもらえる?
この子の治療費はアンタ(運転手)が払ってくれるんだよね?
これから仕事あんのにホント最悪だわ~』

目の前の女の人はほったらかしか?
(運転手がこの方はアナタのお子さんを庇ってこうなったと説明済み)
擦り傷ごときで救急車だと?お前が子供を見張っていなかったせいで‥
など色んな思いがこみ上げてきて気がついたらその母親殴ってた‥。

殴った瞬間、いつの間にか集まったヤジ達から拍手をうけて母親は大泣き。
女の人は助かったものの頭を何針も縫う大怪我をしてたのに
その母親は最後まで目を見て謝罪&お礼を言わなかった。

庇ったときの幼児でさえもちゃんと謝ってたというのに‥。

とある王国に生まれつき目が見えない姫がいました。

203 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 21:00:37 ID:CjCFc4Q70
とある王国に生まれつき目が見えない姫がいました。
さらに不幸なことに姫の顔は言葉では言い表せないくらい酷く醜かったのです。
不憫に思った王は姫が自分の顔を見ることができないのをいいことに
侍女や家来に、姫が絶世の美女であるかのように接するよう命じました。
チヤホヤされることにより自分の中で美女として生きてほしかったからです。

姫の20歳の誕生日、盛大なパーティーが開かれました。
パーティーに来た魔法使いが、
姫の成人を祝して何かひとつだけ魔法を使いましょうと王に申し出ました。

王は困ってしまいました。

目が見えないこと以外、何不自由ない姫の一番の願いは
当然目が見えるようになること。
しかしその願いをかなえてしまうと醜い自分の顔を見て、
さぞかしショックを受けるでしょう。
なにより今までついてきた嘘がばれてしまいます、
王は姫に嫌われたくないのです。

王は悩んだ末、
姫が2番目に望む願いをかなえるよう魔法使いに頼みました。

王「さぁ、おまえの2番目に望む願いはなんだ」
姫「私が2番目に望む願い、それは目が見えるようになることです」
王「馬鹿な!それはお前がもっとも望む願いであろう!」
姫「いいえ、私がもっとも望む願い、それはこの醜い顔を美しくすることです」



205 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 21:07:39 ID:VTCraH7CO
姫はずっと誰かに醜い醜い言われてたんだろうか…
じわ怖というか悲しい


207 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 21:10:30 ID:UgxdSzc/O
>>205
(´;ω;`)


208 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 21:13:59 ID:GDMx2Ys2O
姫がチヤホヤされる

美人の基準が自分の顔になる

目が見えるようになる

周りが全て醜く見える

かと思ったら違った


209 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/02/21(土) 22:43:45 ID:EXdOL4Lb0
誰かに醜いって言われてたってより、
気を遣って褒めてるのを感じ取ってたんじゃない?


210 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/02/21(土) 22:54:51 ID:w0cxC1bwO
最初から見えてるんじゃね?


211 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 23:07:57 ID:M/wHrFaT0
>>210
姫「私が2番目に望む願い、それは目が見えるようになることです」



212 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 23:13:26 ID:AaSfxU470
なんでも願いを叶えられる魔法使いがいる世界で20年もほっといたのか王様

なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。

43 名前:日本昔名無し[sage] 投稿日:2008/06/10(火) 11:05:42

なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。
一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。
俺が貧乏浪人生で、お前が月20万稼ぐフリーターだったとき、
おごってもらったのが白○屋だったな。
「俺は、毎晩こういうところで飲み歩いてるぜ。金が余ってしょーがねーから」
お前はそういって笑ってたっけな。

俺が大学出て入社して初任給22万だったとき、
お前は月30万稼ぐんだって胸を張っていたよな。
「毎晩残業で休みもないけど、金がすごいんだ」
「バイトの後輩どもにこうして奢ってやって、言うこと聞かせるんだ」
「社長の息子も、バイトまとめている俺に頭上がらないんだぜ」
そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。

あれから十年たって今、
こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。
別に安い店が悪いというわけじゃないが、
ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。
油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。
なあ、別に女が居る店でなくたっていい。
もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、
本物の酒と食べ物を出す店を
いくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは?

でも、今のお前を見ると、
お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、
俺はどうしても「もっといい店行こうぜ」って言えなくなるんだ。
お前が前のバイトクビになったの聞いたよ。
お前が体壊したのも知ってたよ。
新しく入ったバイト先で、一回りも歳の違う、
20代の若いフリーターの中に混じって、
使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になって
バイト続けているのもわかってる。
だけど、もういいだろ。

十年前と同じ白○屋で、十年前と同じ、
努力もしない夢を語らないでくれ。
そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。

ベトナム戦争から家に帰る前夜、青年兵士は自宅に電話した。


202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/31(火) 03:34:46.31 ID:W0ukLQeOO
ベトナム戦争から家に帰る前夜、青年兵士は自宅に電話した。
「明日帰るんだけど、他に行くところがない友達を連れて帰りたいんだ。
 家で一緒に住んでもいいかな?」
息子の帰還報告に狂喜した両親は、勿論!と泣きながら答えた。

「でも、一つだけ言っておきたいことがあるんだ。
 彼は地雷を踏んでね、腕と足を失ってしまったんだよ。
 でも、僕は彼を家に連れて帰りたいんだ。」
その台詞に、両親は押し黙ってしまった。

「数日ならいいけれど、障害者の世話は大変よ。
 家にいる間に、そのお友達が住める所を一緒に探しましょう。
 あなたにも私たちにも自分達の人生があるのだから、
 そのお友達 の世話に一生縛られるなんて無理よ。」
やっとのことで母親がそれだけ言うと、息子は黙って電話を切った。

翌日、警察から電話があり、青年兵士の両親は
彼がビルの屋上から飛び降りて死んだことを知らされた。

死体と対面した両親は絶句し、泣き崩れた。
息子には、腕と足がなかった。

孝行のしたい時分に親はなし

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 17:48:50.03 ID:f4mmHux80

俺が23歳の頃、就職1年目の冬、俺の誕生日の日のこと。

職場の人たちが「誕生パーティーをしてあげる!」というので、家に
「今日は遅くなるよ。 ゴハンいらないから。」と電話を入れたら、
父が「今日はみなさんに断って、早く帰ってきなさい。」 と言う。
「だってもう会場とってもらったみたいだし、悪いから行く。」
と俺が言うと、いつもは 温厚な父が、
「とにかく今日は帰ってきなさい、誕生日の用意もしてあるから。」
とねばる。
「???」と思いながら、職場のみんなに詫びを入れて帰宅した。


家にはその春から肋膜炎で療養中の母と、その父。
食卓にはスーパーで売ってるような
鶏肉のもも肉のローストしたみたいなやつとショートケーキ3つ。

「なんでわざわざ帰らせたの!
俺だってみんなの手前、申し訳なかったよ!」と言ってしまった。


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 17:50:06.09 ID:f4mmHux80
父は何か言ったと思うが、覚えていない。
母が、「ごめんね。明日でもよかったね。」と涙ぐんだ。

俺は言い過ぎたな、と思った。
でもあやまれず、もくもくと冷えた鶏肉とケーキを食べて部屋に戻った。
その2ヶ月後、母の容態が急変し入院した。
仕事帰りに病院に行くと、父がいた。廊下の隅で、
「実は お母さんは春からガンの末期だとわかっていたんだよ。
隠していてごめん」とつぶやいた。

呆然として家に帰ったあと、母の部屋の引き出しの日記を読んだ。
あの誕生日の日のページに
「○男に迷惑をかけてしまった。」とあった。
ワーッと声を出して泣いた。
何時間も「ごめんね。」といいながら泣いた。
夜が明ける頃には 涙が出なくなった。すごい耳鳴りがした。

4,5日して母は死んだ。
仕事をやめて、看病していた父も数年前に死んだ。
父が準備したささやかな誕生日パーティーをどうして感謝できなかったのか。
母にとっては最後だったのに、、、。

中学校の時、いじめられてた僕に唯一話し掛けてくれた女の子。

3 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2008/11/02(日) 11:25:01 ID:b7Ycu9zb

中学校の時、いじめられてた僕に唯一話し掛けてくれた女の子。
学級委員で頭も良くて、クラスで一番可愛い子だった。
ある日の放課後、体操服をとりに教室に行ったら、
僕の悪口が聞こえてきた。
悲しかったけど、いつものことだから気にせずに中に入ったら
彼女も同じ輪に入ってしゃべってた。
ショックだったなぁ・・・

次の日も彼女は僕に話かけてくれた。
僕は無視した。
次の日も、その次の日も・・・

ある日の体育の時間に、体操服に着替えたら、
乳首のとこだけ丸く切り取られてた。
クラス中、大爆笑だった。
僕がうつむいていると、君はマジ切れして僕をかばってくれた。
嬉しかった・・・
次の日から僕へのイジメはパッタリとなくなった。

そのかわりに君がイジメの対象になった、
でも全然ツライ素振りを見せなかった。
本当に強い子なんだと思った。
一緒に下校した時に、
ビニール袋に入れた牛乳漬けにされたジャージを見ながら君は
『もう死んじゃおうかな・・・』とボソっとつぶやいた。
その後冗談だと満面の笑顔でごまかしてた。

次の日君は学校を休んだ。
学校なんて一度も休んだことなかったのに・・・

学校帰りに君のお見舞いに行ったら救急車が止まっていた。
オバさんから話を聞くと首を吊って自殺を図ったらしい。
お通夜と葬式が済んだらいつもの日常に戻った。
誰も君のことを気にしてない。でも僕は忘れることはできない。
あの時僕が恐れずに君をかばっていたら…

僕はどんどん大人になるけど、
遺影の中の君はあの時のまま微笑んでいる。
僕に元気をくれる夏のヒマワリのような笑顔で。
いなくなって気づいたけど、
君の笑顔に僕はいつも勇気付けられていたんだ。
小学校の文集で、将来の夢は可愛いお嫁さんって書いてたけど、
そっちでもう叶ったかな?
僕の夢は君がいないからもう叶えられないけどね・・・

毎年僕は君の遺影に『かばってくれてありがとう。嬉しかったよ。』
と話し掛ける。
決してゴメンとは言わない。
僕が謝ると君は悲しい顔をするから・・・

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 05:16:07.93 ID:tAZGaQb80

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」
「桜の花がさいたよ。」
「ツバメが巣を作ったんだ。」

そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。
自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。
が、ボタンを押す手をとめた。

「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」

どうせお互い先のない命、
少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。

晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。

彼女が痴呆になりました


828 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:2008/04/20(日) 20:28:46

彼女が痴呆になりました、
前から物忘れが激しくて、ある日夜中に突然昼ご飯と言って料理を始めたり
ある日突然、私は貴方の妹なのと言ったり、
俺がこれは変だと思い、病院に行ったら、痴呆症だと言われた

俺と彼女は結婚する約束をしていた、
もう給料三か月分とは言えないけど指輪も用意していた
あとはこれを渡してプロポーズするだけだった、
でも彼女はもう殆ど俺のことを覚えていない
一人じゃ何にも出来なくなって、俺が介護するしか無かった
仕事も辞めて、彼女と二人ぼっちで家に引きこもって、
毎日、毎日、俺は彼女の右手を握り続けた
貯金も底を付き、いよいよ生きていくためのお金が無くなった
その頃から彼女の両親が「娘を引き取りたい」と言ってきた
彼女の父親に「君もまだ若いんだから、
これからの人生に生きなよ、娘のことは忘れてくれ」と言われた

でも、俺は忘れられなかったよ、
新しい仕事でも、考えるのはいつも彼女のことばかり
わかるか? 四六時中一つのことしか考えられない人間の気持ちって
一年して、彼女の実家を訪ねてみた、でも家には誰も居なかった
彼女も彼女の両親も町から消えていた

彼女の家族が北陸の町で暮らしていると言うのを知ってすぐにそこに行ったよ
海沿いの家に住んでてさ、家に行くと彼女の母親は驚いていたよ
俺は「彼女に渡したい物がある、直接渡したい」と言った
「海で待っててください」と彼女の母親は言って奥に消えたよ
黒い浜辺で待ってると、寝巻き姿の彼女を母親が連れてきてさ
彼女の姿はもう、酷かったよ、言葉に出来ないくらいに

俺と彼女は浜辺に二人で座った、
彼女の母親は気を利かしてくれたのか、消えたよ
彼女はなにやらわけのわからないことばかり言ってたよ、
なんだったかな「世界一遠くて近い場所」とか「音の響きが聞こえない」とか
俺は彼女の左手を持って、ポケットからある物を取り出した
彼女の誕生石のエメラルドの指輪だ、
俺がそっとそれをはめてやると、彼女は嬉しそうにしてしばらく黙り泣いた
自分でもなんで泣いたのか判らないみたいだった

それを見ていたら俺も泣けてきちゃった、
俺は彼女を抱きしめておいおい泣いたよ
たぶん二時間くらいじゃないかな
彼女に少し強く抱きしめられてるような気がしたよ

「クレバスに消えた女性隊員」

43 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/04/07(火) 18:48:20 ID:LOaWN5/Q

「クレバスに消えた女性隊員」

京都山岳会登山隊の白水ミツ子隊員が、第一キャンプからベースキャンブへ下山中、
ボゴダ氷河のヒドン・クレバスに転落、
死亡したのは、一九八一年六月十日のことであった。

もちろん、この日、死亡がはっきりと確認されたわけではなく、救出が困難なままに、
氷河の中に見捨てざるを得なかったのである。
白水隊員は救出の断念を自ら望んだが、暗黒の氷の割れ目の中で、
一条の生の光に望みを託しながら最後まで死とたたかっていたとすれば、
その死亡日付はあるいは半日か一日、変更されることとなるわけである。

記録――六月十日午前十一時二十分、
ボゴダ峰第一キャンプから三十分ほど下った
アイスフォール帯直下の広い雪原状の氷河上で白水隊員はクレバスに転落した。

直ちに第一キャンプに緊急連絡され、
第二キャンプからかけつけた救助隊員が現場に到着したのは十三時十分。
彼女の生存は確認された。宮川隊員がクレバスへの下降を試みる。

入口は八十センチくらいの人間がやっとひとりくぐれるくらいの氷の割れ目だが、
中に入るにしたがってさらに狭くなり、上から四メートルのところで少し屈曲して
幅は五十センチくらい。
そこで下の方にひっかかっているザックが見えた。
しかしそこからはさらに狭くなり、靴を真っすぐにしては入れず、
アイゼンの爪が効かない。
ザイルにぶらさがったままの状態で、少しずつ降ろしてもらい、
ようやくザックに達する。

「大丈夫かあ」
期待をこめてザックに手をかけるが、その下に白水さんはいない。
声をかけると、応答はあった。
が、まだはるか下の方である。



44 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/04/07(火) 18:49:36 ID:LOaWN5/Q

>>43続き

そこからは氷の壁はまた少し屈曲し、
真っ暗で、さらに狭くてそれ以上は下降できない。
やむなくザイルの端にカラビナとへッドランプをつけて降ろす。
一○メートル(上からは二○メートル)
降ろしたところで彼女に達したようだが、
彼女自身どうにもザイルをつかまえることが出来ないのか、
ザイルはかすかな手ごたえを感じるが、そのまま空しく上がってくる。

そういう作業を何度も「しっかりしろ」と大声で彼女に呼びかけながらやっている時に、
「宮川さぁーん、私ここで死ぬからあー」
「宮川さぁーん、奥さんも子供もいるからー、あぶないからぁー、もういいよぉー」
という声。
かなり弱った声だったが、叫ぶような声だった。
彼女自身でもう駄目と判断してのことだろう。

まったくやり切れない気持ちだった。
声が聞こえてくるのに助けられない。
くやしさが全身を貫く。

十六時、彼女の声はまったく聞こえなくなった。
カメラ助手の新谷隊員、そして当日頂上アタックした山田、大野両隊員も
クレバスに降りた。

しかし誰も宮川隊員が降りた位置より下には行けず、
二十一時ついに救助作業を打ち切った。(京都山岳会隊・宮川清明隊員の手記)

白水さんは二十九歳、独身だった。

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