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気が付いた時にはもう遅かった

73:名無しのオプ :2008/05/24(土) 16:51:21 ID:wqD9JTcQ [sage]

気が付いた時にはもう遅かった。
私が囚われているここに、逃げ場などは無かった。
四方は壁で囲まれ、ガラスは頑丈で割れそうもない。
上の方に四角い穴を見つけ、私は必死で飛び付こうとした。
唯一つの出入り口からはしきりに話し声が聞こえてくる。
私はバランスを崩し無様に倒れこんだ。
何者かの手が背後に迫ってきている。
もう一度飛び上がろうとした瞬間、その手が私に掴みかかった。
声を出す間も無く麻酔を嗅がされ、体の自由を奪われる。
それでも微かに…私は意識を保ち続けていた―。

台に磔にされ、私の肢体は無防備に晒される。
そいつらは私の体を覗き込んでいた。
ある者は早く中身が見たい、というように好奇の表情を浮かべ。
またある者は、―きっと強要されているのだろう…蒼白な顔をして。
「さあ、そろそろ始めようか」年配の男がそう言った。
ナイフが残忍な光を宿し、徐々に迫ってくる―。
やがてソレは、私の身を包む覆いを―無慈悲に切り裂いた―。

室内に少女の悲鳴が響き渡る―。
「静かにしろ!」年配の男が声を荒げた。





「だ、だって先生ぇ…今、カエルが『グエェッ』って…」
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